■カヤ浮子編
★蛍光塗料UNI、蛍光塗料UNI専用うすめ液、特製うるし、特製うるし専用うすめ液、コンパウンド、筆4本組、うるしはけ、線引き用筆、ペーパーセット、絵皿
★その他必要な物・・・
木工用ボンド、瞬間接着剤、鉛筆、糸、片刃カミソリ、カッターナイフ、デザインナイフ、セロテープ、ピアノ線(今回は0.8mm)、カヤ(今回はφ7.5mm)、ソリッドトップ(今回はφ1mm)、竹ヒゴ(今回はφ3mm)
1、製作したいウキの寸法を決め、図面を作成します。
2、カヤをボディー全長より5mm長くカットします。
3、鉛筆の印が付きやすいように#320のサンドペーパーで軽く全体をならします。
(カットする時はカヤにカッター刃をあて、カヤを転がしながら切断するときれいに切
断できます。)
4、図面の寸法にそって鉛筆でカット線などの印を付ける。(カットの方法と同様に鉛筆を
カヤにあて固定し、カヤを転がし印をつけます。また後の作業をしやすくするためにト
ップ側の端を+1mm、足側の端を+4mm寸法より長くとります)へら浮子図面例(pdf)
1、足側から図1のように定規などで等しくなるように半円をだし、真っ二つにカミソリで
切り込み線まで二分割する。
2、四分割する為の中心を出すため、図2の手順で四角の紙を二分割した部分に挟み込み、
際に鉛筆で線を入れます。
3、紙を取り出し鉛筆の線を合わせて二つに折り、図3のように点線部分をカットします。
4、加工した紙を写真のように再びカヤに挟むと、紙の山の谷間部分がこのカヤの円の中心
になるので、慎重に四等分になるようカミソリで四分割します。
5、トップ側も同様に四分割します。
1、図1のように足側をカミソリで斜めに真っすぐにかっとします。
2、図2はトップ側です。こちらはデザインナイフなどを使用して丸みをつけてカットして
ください。
3、1、2の作業は共にカミソリだけでは上手く仕上がらないので、切りすぎないように、
やや小さめにカットして、最後にサンドペーパーで整えるようにしてください。(この
過程ではカヤの面を取るようにし、ワタはあまり取らないようにします。また、カット
した四片のそれぞれの一片の中心に鉛筆で目安線を引き、その線に左右対称となるよう
にカットしてください。)
1、糸を巻きボディーのくせ付けをします。まず足側から、足側のカット線よりよりやや中
心側から端方向に向かって糸を巻きます。端に行くにつれ糸の間隔を徐々に狭めていき
ます。糸の跡が残るので、糸を巻く力だけで押さえず、手でカヤの形を整えながら糸で
固定するような感じで巻いてください。カット面が合わない時は糸を解きサンドペーパ
ーで面を修正します。
2、トップ側も同様に巻きます。トップ側は角度が急なため、糸が滑りやすいので、予め
#120のサンドペーパーで少しキズをつけ、糸を少し水で濡らすと滑りにくくなります
。巻き終わったら共にセロテープで糸を留め、クセが付くまで置いておきます。(この
間に次の行程に進んでください。)
糸を足などで踏み、糸は常にピンと張った状態でカヤを回しながら巻き付けてください。
糸は端になるほど間隔を狭めながら丁寧に巻き、セロテープで留めます。
1、ソリッドトップと竹足の成形をします。それぞれ、図面の寸法に合わせて鉛筆で印を付
けます。
2、ソリッドはサンドペーパーを使用し、端側が細くなるようにテーパー状に削ります。
3、竹足はカッターナイフで大まかに成形し、サンドペーパーで仕上げます。全体が真っす
ぐになるように慎重に削って下さい。また、ボディーに差し込む部分は出来るだけ細く
、ボディー端面にくる部分は折れやすいので太くテーパー状に仕上げます。
※ペーパー掛けは、粗目で大まかに削り、細目で整えて仕上げます。
1、ボディーのくせ付けが出来たらまず、材料をカットした際に足側が+4mm余分にして
ありましたが、デザインナイフなどで慎重にカットします。それから足側とトップ側両
方の糸をほどきます。
2、くせ付けの時と同じ要領で再び糸を巻いていき、足側は竹足、トップ側はピアノ線がギ
リギリ入るくらいまで巻いたら、それぞれをゆっくり丁寧に差し込みます。差し込み終
えたらボディーの形を整えながら最後まで糸を巻きます。両側共に巻き終えたら、全体
がバランス良く一直線になるようにセンターを調節します。
3、2の行程を2〜3回繰り返して、センターの通った挿入部分のガイド(溝)がつきます
。
足側の長めにとった4mmをカットします。
トップ側はピアノ線、足側は竹足を差し込み、ボディー、トップ、足が一直線になるよう挿入部分のガイドをつけます。
1、足側の糸をほどき、竹足との段差部分が無くなるように余分なワタをサンドペーパーで削ります。但し、ワタを削りすぎないように気をつけてください。ワタが少ないとボディーに丸みがつかなくなります。ある程度ワタを削っても段差が合わない場合は竹足で調整して下さい。
2、足側のワタ部分全体にムラなく木工用ボンドを筆などで塗り、糸を巻きます。ある程度巻いたら竹足を差し込み、最後まで糸を巻き固定します。面の合わせ目とセンターを調整します。
3、同様にトップ側はピアノ線を差し込み接着します。ただし、ピアノ線は接着後に抜きますので、抜きやすいようにピアノ線に少し油を塗っておきます。
4、全体のセンターを調節し、完全に接着剤が硬化するまで半日〜1日程度乾燥させてください。
1、完全に接着ができたら丁寧にすべての糸をほどきます。
2、ピアノ線は無理をせずに丁寧に抜き取ります。
3、接着後のボディーは全体が角張っているので、鉛筆などの丸い物でボディー全体をならし、丸みをつけていきます。
1、トップ側の穴に瞬間接着剤を流し込み、加工したソリッドトップを真っすぐ素早く挿入します。
2、センターを確認し、もし歪んでいればソリッドトップを歪んでいる逆の方向に指で押し、ボディーとソリッドのつなぎ部分に少し瞬間接着剤をつけ固定し修正します。
3、最後にボディーとソリッド・竹足との段差をそれぞれサンドペーパーで修正してボディーの完成です。(ボディーとソリッドのつなぎ目部分に絹糸の極細の糸を巻き、瞬間接着剤で止め補強すると、つなぎ目からの水の浸入を防止できます)
★瞬間接着剤を流し込み素早くトップを回しながら挿入します。
★ボディーとトップのつなぎ目に細い絹糸などを巻き補強すると隙間からの水の侵入を防止できます。
1、#800のサンドペーパーでボディー全体をならし、しっかりと下地処理をします。余分な付着物等を取り除くと同時に下地の凹凸を無くすことにより、きれいな仕上がりが得られます。
2、今回のボディーの塗装は「特製うるし」を用いた研ぎ出しで仕上げます。まず、黒、小豆、黒、緑、黄の順序で重ね塗りをし、完全硬化してから研ぎ出していきます。(重ね塗りする時は必ず1回の塗装ごとに、塗装→硬化乾燥(夏期1〜3日、冬期2〜5日)→#800のサンドペーパーで塗装面に軽くキズをつける→次の塗装、といった行程を行ってください。)
3、研ぎ出しの方法として、まずイメージした模様の中心となる色(一番下の色)を#320のサンドペーパーを二つ折りにしたその角で少しずつ模様に研ぎ出します。次にその研ぎ出した色を中心とし、その周囲を#800のサンドペーパー(折らずに)で順番に模様を考えながら外に向かって水研ぎしていきます。
4、仕上げに、専用うすめ液で2倍に薄めた「特製うるし」本透明で塗装(研ぎ出した部分)の段差が無くなるまでトップ以外の全体を数回重ね塗りし、コーティングします。線引き用筆でネームを入れ最後にもう一度うすめた本透明でコーティングし、ボディーの塗装は完成です。
★模様の中心となる一番下層の黒を、二つ折りにしたサンドペーパーの角を使って研ぎ出します。次に#800のサンドペーパーを折らずにその黒を中心とし周囲を小豆→黒と順番に模様を考えながら外側に向かって水研ぎし、最後に緑をぼかしを入れるように水研ぎで研ぎ出します。
★「特製うるし」本透明を同量の専用うすめ液でうすめ、研ぎ出した部分の段差がなくなるまで数回重ね塗りして仕上げます。
1、ボディーの塗装と同時に#800のサンドペーパーでソリッドトップ全体を研ぎ、下地処理をします。
2、配色を決め、鉛筆で鉛筆でメモリを印します。始めに「ブラックUNI」を専用うすめ液で少しうすめ、黒節部分から塗装していきます。次は同様に好みの「蛍光塗料UNI」を一色ずつ塗装していきます。上手く仕上げるコツは、ソリッドに筆をあててウキ本体側を回しながら塗りましょう。また、塗装全般に言えることですが、一回の塗装で仕上げようとせず、薄塗りを2〜3回重ね塗りして仕上げて下さい。
3、塗料が乾燥したら、最後に「コンパウンド」でボディーを磨き上げて完成です。
★筆をあてて、ウキを回しながら塗装します。一度に厚塗りせず、蛍光塗料をうすめて2〜3回重ね塗りしましょう。
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