★従来の柿渋には独特な臭いがあり、使用しにくい面がありましたが、この「最高級特撰柿渋」はにおい成分のみを除去することに成功した画期的な商品です。
糸、網などに適度な張りを持たせ、布を染めたり木部を塗装することにより、独特の風合いをお楽しみいただける日本固有の純天然成分の塗料です。
★内容量:500ml
品番:0427
価格:オープン
○作業上の注意点
・衣服に付着すると後から発色し、取れないので気を付けて下さい。
・汚れても良い衣服やゴム手袋を使用して下さい。使った道具・容器もすぐに水洗いして下さい。
・柿渋は鉄分に触れると黒く変色するので、触れさせないようにして下さい。
・鉄に付いた黒い柿渋は拭き取ることが出来ますが、周りの木材や布などに付くと黒く染まってしまうので、マスキングなどをしてください。
・塗るものの表面に鉄分が付着していると、塗布後に黒い点になってしまうことがあります。
・塗った直後の発色は薄くても、乾燥して光に当たることで時間とともに濃くなっていきます(数日で大きく変化しさらに一ヶ月程度徐々に変化)。発色の様子を見て、2回目を塗るなどしてください。
・原液を2回以上塗ると、後になって想定していたよりも色が濃く仕上がる場合がありますので、原液を水で薄めた物を、発色を確認しながら複数回塗る方が、色ムラも少なく仕上がります。
・耐久性は化学製品に比べると劣ります。
・古くなったり低温(10度以下)の場所に保管したりすると固まって使用できなくなります。特に小さな容器に移し替えると固まるのが早くなります。冬季は特にご注意ください。固まりがクリーム状からジャム程度で柔らかい場合は、煮沸することで元に戻ります。ゼリー状になったものは元に戻らず使えません。
・無臭柿渋は3年ものです(3年間熟成)。
・柿渋には抗菌作用があるといわれますが、詳細は解明されていません。柿渋の抗菌作用や染めた布の抗菌試験の報告はありますが、柿渋を塗ったり染めたりしたものに常に抗菌作用が出るとは限りませんので、ご注意ください。当社では抗菌用途は推奨していません。
・TOHO特撰柿渋は飲用、医薬用ではありませんので、その目的では使用しないでください○使用方法
1.木部塗装
工程 内容
注意
下地調整
サンドペーパーをかける
塗る前に必ずサンドペーパーをしっかりかけて素地の調整をする。ペーパーは180番くらいの粗いものを使用するとよい。
木に汚れがついている場合、ペーパーでよく落としておかないと、柿渋を塗った後にはっきり目立ってしまう。塗装
木目にそって塗る
木目にそって、一定方向に刷毛を動かして塗っていく。
柿渋は、水のようにさらりとしているので塗りやすい。
刷毛は、普通のペンキ用のものでよい。使った刷毛は、よく水洗いする。
濃くなりすぎると薄くすることができないので最初は2倍ぐらいに水で希釈して使用するとよい。ふき取り
ウェス(布)でふき取る
塗り終わると表面に細かい気泡や、ムラがあったりするのでウェス(布)で均一になるようにふき取る。
その後は自然乾燥し、必要に応じて塗り重ねる。(約24時間)【塗布面積】1リットル10㎡(原液で一回塗り当たり):樹種、吸い込み具合、希望仕上りにより異なります。
【注意事項】
※柿渋は塗って2~3日後に色が濃くなります。材の種類によっても色の出方が違うのであらかじめ端材などでテストしてください。
※柿渋は、化学塗料などと比べて耐久性はあまりありませんので、柿渋だけで屋外に塗る場合は、雨などにより流れることを前提としてご理解ください。
※柿渋を薄めたい場合は、水(水道水の汲み置き)を使います。水道水そのままでは馴染みにくいですし、井戸水など鉱物が混ざっている水は良くありません。
※木材に塗布する場合、最初から厚塗りをすると剥離し易いので、薄めの柿渋で数回に分けて塗布・乾燥を繰り返す方が、塗りムラが少なくなり、発色なども良くなります。
※柿渋がたれて厚くなった部分は、濃く発色してしまいます。2. 布を染める
工程 内容
布の洗浄
布についている汚れや糊を取るため、中性洗剤などでよく洗う。
糊抜きをしないと、後で色落ちの原因になります。染付け
ボールなどに柿渋を入れて、布をゆっくりと浸して、軽くしぼる。
絞りすぎると色ムラになります。
水で薄めた柿渋(倍程度)で数回に分けて染めるとムラなく染まる。
鉄の容器は柿渋と反応するので、使わないでください。乾燥
日光の当たる風通しのよい場所で全体をきれいに伸ばして干す。
【注意事項】
※日光の当たった場所が濃く染まり、当たらない場所が薄くなります。光の当たり具合でムラになることがありますので、乾燥には注意してください。日に当てるほど発色が濃くなります。同じ時間、日光に当てた場合、冬は夏よりも色が薄くなります。夏場で2から3日、冬季は長めにしてください。
※日光の当たり具合を応用して模様をつける事も可能です。
※布地染色の場合、乾燥後に風合いが硬くなるので、洗濯機などにかけて柔らかくします(厚地で5分、薄地で3分、軽く脱水して乾燥)。
※木材などよりも染めムラが出やすいので、均一に浸透させるよう、天日干しも全体にあたるよう注意が必要です。※化学繊維よりも天然繊維のほうが染まりやすいようです。
※染色の際はゴム手袋を御使用ください。
※洗濯バサミ等で挟んだ部分は染まりませんのでご注意下さい。3和紙を染める
工程 内容
染付け
ボールなどに柿渋を入れて、柿渋に浸すか、刷毛で塗り重ねて染める。
刷毛塗りの場合は、板などに張り付けると塗りやすい。
好みの色に応じて、柿渋を水で薄めて下さい。
鉄の容器は柿渋と反応するので、使わないでください。水気の除去
ペーパータオルなどにはさんでよく水分をとる。水分を取らないと和紙が水分を含んで弱くなり、破れることがあります。
乾燥
日光の当たる風通しのよい場所で全体をきれいに伸ばして干す。
【注意事項】
※濃く染めたい場合には、刷毛などで重ね塗りしてください。
※日光の当たった場所が濃く染まり、当たらない場所が薄くなります。光の当たり具合でムラになることがありますので、乾燥には注意してください。日に当てるほど発色が濃くなります。同じ時間、日光に当てた場合、冬は夏よりも色が薄くなります。夏場で2から3日、冬季は長めにしてください。
※日光の当たり具合を応用して模様をつける事も可能です。
※乾燥後に風合いが硬くなります。
※木材などよりも染めムラが出やすいので、均一に浸透させるよう、天日干しも全体にあたるよう注意が必要です。
※染色の際はゴム手袋を御使用ください。
※洗濯バサミ等で挟んだ部分は染まりませんのでご注意下さい。当ウェブサイトに使用されている写真及び文章の無断転載を禁止します。商品の仕様・デザインな どは予告なく変更する場合があります。また、掲載されている商品写真のカラー等につきましては、実物のものと多少異なる場合があります。予めご了承くださ い。
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