TOHOウレタン系塗料には大きく分けて2種類あります。
塗料には使用用途や目的によりそれぞれ一長一短あります。
それら塗料の特性を踏まえたうえで使い分けしてください!①「ウレタン・フィニッシャーEX」
「超ケイムラウレタンフィニッシャーEX」これらは共に同一の“一液性湿気硬化型ウレタン樹脂塗料”を採用しており、両者の違いは超ケイムラカラーであるかどうかだけであり、塗料としては全くの同一成分なので同一の説明内容となります。
『ウレタン・フィニッシャーEX』
左から10ml、40ml、110ml、130ml、200ml、400ml、700mlの順
『超!ケイムラ・ウレタンフィニッシャーEX』
左から 40ml、110ml、130ml、200mの順
塗料の特性
1、一液性塗料
本塗料は一液性であるので二液性のように混合などの手間を必要とせず、開栓後そ
のままの状態で使用することが可能
2、湿気硬化型ウレタン塗料
本塗料は空気中に含まれる水分と化学反応を起こすことで硬化するので、二液性の
ように硬化剤が無くとも、ウレタン樹脂特有の強靭な塗膜を得ることが可能
3、紫外線による影響を受けやすい
ウレタン樹脂は紫外線が当たることにより黄変しやすい
以上の特性により次のようなメリット、デメリットが考えられます
メリット
1、強靭なウレタンコーティングが出来る
一般的に塗膜強度にはそれほど期待できない一液性塗料ですが、ウレタン塗料は一
液性でありながらも粘り強くてハードなコーティングが可能であり、ルアーの傷、
ホログラムやカラーの剥がれなどを防止します!
2、簡単にキレイな塗装が出来る
一液性塗料なので、ルアーなど塗装対象物を塗料に直接ディッピング(どぶづけ)
するだけなので、塗装初心者の方でも簡単にムラもなく塗装することが可能!
3、塗装の作業効率が非常に高い
塗料にディッピング(どぶづけ)するだけなのでルアーなどをまとめてコーティン
グする際に作業効率が高く、楽々コーティングが可能!
4、豊富なサイズラインナップ
最小限の量(最小限のコスト)で塗装が出来るようにルアーのサイズや形状に合わ
せた豊富なボトルサイズをご用意。出来る限り塗料をムダ無くご使用いただけるよ
うなラインナップとなっております
デメリット
1、塗料を最後まで使い切ることが困難
湿気硬化型塗料なので、何度も栓の開閉を繰り返して使用した時やうすめ液を混ぜ
ることをきっかけに塗料と湿気(水分) が反応することで硬化が開始することが
あります。硬化のタイミングを任意でコントロールすることができず、塗料を最後
まで使い切ることが困難。
※特に湿度、気温などの環境条件に大きく影響され、条件によっては一回の使用で硬
化することもあります
2、筆塗りやエアブラシ塗装に向いていない
湿気硬化型塗料なので前項と同様の理由で筆塗りやエアブラシ塗装など栓の開閉を
繰り返す使用方法に向いていない。
※この場合、二液性タイプを使用するか、10mlや40mlの最少量ボトルを使用する
ことをお勧めします
3、黄変しやすい
ウレタンは紫外線に弱く、容器の状態で紫外線に当たると黄変してしまいます。
また、硬化後も黄変が発生することがあります。適した用途
複数個のルアーを連続でディッピング(どぶづけ)塗装する際に適します。ディッピング塗装は、塗料にルアーを漬けるだけの塗装方法なので作業効率がよく、短時間で多くのルアーをコーティングすることが可能です。傷やカラー、ホログラムの剥がれの防止に十分な強度があり、塗料に不慣れな方でも簡単にムラのないキレイな塗装が行えます。
②「ウレタン・クリヤーEX」
2液型ポリウレタン塗料を採用し、主剤1:硬化剤1で混合して使用します。
『ウレタン・クリヤーEX』
塗料の特性
1、二液性塗料
本塗料は二液性ウレタン塗料であり、主剤1:硬化剤1の混合比で混ぜて使用
します
2、ポリウレタン塗料
二液性ポリウレタン塗料で塗膜強度、硬度、密着性なでど塗料として非常に優れる
3、紫外線による影響を受けにくい(硬化前)
硬化する前は黄変しない無黄変タイプとなり扱いやすい
以上の特性により次のようなメリット、デメリットが考えられます
メリット
1、さらに強靭なウレタンコーティングが出来る
一液性と比較してもより強靭なので、より強度を必要とする塗装に向いている。特
に曲りや衝撃に強いので、ロッドやウキ、ルアーの塗装に最適
2、必要な量だけを使用でき、最後まで使い切れる
塗装に必要な量だけを混合して使用するので無駄が出ず経済的である!
3、無黄変タイプである
塗装前は紫外線による黄変がしにくい。但し、塗装後は黄変します
デメリット
1、手間が必要
塗装の際、主剤と硬化剤を十分に混合する作業が必要であったり、塗装後の用具の
洗浄など少し手間が必要
2、塗装効率がよくない
一液性のディッピング塗装の作業効率と比較した場合、作業効率が大きく落ちる適した用途
ロッド、ウキ、ルアーなどをハケ(筆)塗りやエアブラシ塗装する際に適します。
一液タイプよりも強度、硬度、柔軟性など総合的に性能が高く、より本格的な塗装に向
いております。曲がりにも強いのでロッドのコーティングに特にオススメです。
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